今日の東京債権市場では10年もの国債の利回りが1.035%をつけ12年ぶりの高水準となった。日銀が追加の利上げなど金融政策の正常化を早めるとの観測から金利の上昇が続いている。今年度予算の国債の利払い費は約9.7兆円にのぼっている。これまで大量の国債発行を続けても超低金利政策の影響で利払い費の伸びは抑えられてきた。しかし金利上昇が続けば利払い費が膨らみ予算が圧迫されることは避けられない。超低金利をあてにした借金頼みからの脱却と財政の健全性に向けた取り組みが急がれる。
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