早期・希望退職の募集人数が3年ぶりに1万人を超えた。東京商工リサーチによると、去年の早期・希望退職の募集を行った上場企業は57社で前の年から4割ほど増加した。また、募集人数は1万9人と3倍以上増え、3年ぶりに1万人を超えた。このうち、東証プライム市場に上場している企業が約7割を占め、直近の決算で黒字だった企業は6割近くにのぼった。東京商工リサーチは、経営環境が不透明さを増し、将来を見据えた構造改革に着手する企業が増えており、2025年も上場企業の早期・希望退職の募集が加速する可能性が高いと分析している。