国際情勢や円安の影響を受けて、畜産・酪農は深刻な事態になっている。飼料価格の高騰が経営を圧迫している。配合飼料の価格はこの2年で1.5倍となった。年間のエサ代はコストの7割だ。赤字に陥っているという。食生活ジャーナリストの井出さんは、離農する人も出てきているという。飼料用のトウモロコシを作る農家の提携はとてもいいことだという。稲わらを発酵させたサイレージもいい効果をもたらせているという。エサ代が高くなっている中で、国産のエサを補助することが必要なのではないか。中嶋さんは、エサは海外に頼らざるを得ないだろうという。国産ではコスト高になってしまう。全面的に転換するのは難しい。配合飼料、濃厚飼料は輸入に頼らざるを得ない。粗飼料は国産が可能だろうと坂本大臣がいう。飼料の国産化の比率をあげていくことは可能だ。鈴木教授は、酪農家はいま赤字になっている。倒産はどんどん増えている。牛乳を飲めない事態が進んでいる。エサは米を利用することを考えてほしい。秋元さんは、海外産は安価だから利用している。国産への切り替えは必要だが、農家へ入ってくる収入を高めていかないといけない。持続性に問題がある。三輪さんは、地域で作ったエサだから生み出せる価値があるという。地域の農業を守りたい人は、高額でも、国産のエサで育ったものを選ぶ可能性は高い。坂本大臣は、耕畜連携をすすめなければいけないという。地域農業の中において、コスト低減ができるという。短期に支援していかなければならないことも多い。補正予算では酪農家に対して、予算措置をしている。今後も続けたいという。