3つ目の名建築は東京駅の隣りにあるKITTE。1931年に当時の逓信省にいた建築家の吉田鉄郎が設計した。「モダニズムの傑作」と言われた旧東京中央郵便局が建てられたのは1931年。その一部を保存・再生し2013年にKITTEとしてオープンした。タイルは貼り直したが、当時の色の違いを再現して再生した。KITTE内の広場は「アトリウム」と呼ばれ、内観を設計したのは隈研吾。アトリウムの左側にある八角形の柱は建設当時のものを残している。広場には当時、柱が建っていた場所に八角形のマークがある。2階の「インターメディアテク」は東京大学が収集してきた学術標本などを展示している。