江藤前大臣の時に仕入れられた古米を巡っては、スーパーでは5kgあたり3480円という値段で販売される様子が見られるが、古古米が並ぶと売れなくなるのではないかとの不安の声も聞かれている。約160tの古米を仕入れたという卸売業者では利益を減らしてまで随意契約の2000円台に近づけて損をするつもりはないとの話が聞かれた。5月に随意契約前の古米を仕入れたという町の米店でも利用客から2000円台で販売が予定される古古米の問い合わせばかりが来る様子が見られ、随意契約の備蓄米は政府が輸送費を負担するのに対し、随意契約以前の備蓄米は業者に負担を求めていた。専門家の鈴木宣弘氏は米価を2000円に近づけていることに米の生産者からは不安が聞かれている、政府が稲作を巡るビジョンを示していくことが求められるとコメント。