東京消防庁の司令室で司令管制員の様子に密着した。「シャワー浴中に心肺が停止してしまった」という通報。救急隊に司令を出した。手元にあるタブレットは手書きのパッド。通報者からの情報を書くものだという。続いて「食べた後に吐き気がする、動けない」という親族からの通報には救急隊に司令を出した。時にはiPhoneからの自動通報も。管制員からの呼びかけに応じなかったため、救急隊へ出動司令を出した。その時々の状況で対応を変える管制員。命の危険がある場合は、通報者の携帯とビデオ通話を行い状況を把握しながらアドバイスをすることもある。若泉さんは119番通報の対応をする傍ら、他の司令管制員の電話対応等をチェックして必要な指示を送るときもある。1日3000件ほどある通報のうち2割は不要不急のものだという。