- 出演者
- 城島茂 菅田琳寧(B&ZAI)
B&ZAIの菅田琳寧とともに東京消防庁に潜入。救急隊を出場させる総合司令室、ハイパーレスキュー隊への1日入隊など。
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- 東京消防庁
第六消防方面本部 消防救助機動部隊へ。通称ハイパーレスキュー隊は、通常の事故や火災での出場の他、大地震など大規模な災害に対応するための特殊部隊。東京消防庁職員の内、わずか2%しかいない。ハイパーレスキュー隊は阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、震災時や大規模な特異災害に対応するため96年に創設され、能登半島地震などにも出動した。
様々な現場で使われる消防車の性能をチェック。ポンプ車は1本20mあるホースを20本以上搭載され400m以上の距離まで伸ばせる。救助車lll型は救助活動における必要不可欠な様々な資機材を積載・クレーン装置を装備し震災対策用の車両。10t水槽車は水利の少ない災害現場での消火用水の搬送や放水をする車両。大型化学車は水と消火薬剤を混ぜた泡を使用し油脂火災など特殊な火災を消火。特殊災害対策車は災害時に汚染された傷病者や消防隊員の除染。災害時18種類の特殊車両が活躍する。
ハイパーレスキュー隊の隊員は朝8時半に出勤し、申し送りを受ける大交替を行う。その後車の点検を行い、日中は訓練を行っているという。その訓練を体験する。まずはロープだけを使って高所に侵入するロープ登はん。マンションなど高所にいる要救助者を助けるための訓練だという。菅田がロープ登はんに挑戦する。
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- B&ZAI
ハイパーレスキュー隊に1日入隊、特殊機器を使った救助訓練。災害時に建物の崩壊などで中に取り残された人を探し救助するための訓練だそう。人命探査装置は、電磁波で人の体動を検知し要救助者を探す最新機器。実際に人命探査装置を使いリーダーと菅田さんで訓練を行った。
ハイパーレスキュー隊の総合救助訓練を菅田さんが体験する。倒壊した建物の中にいる要救助者を救出するという訓練。まずクレーン車で電柱を除去。ホイールローダーで車を除去し、隊員が侵入する。発見した要救助者にマスクやゴーグル、ヘルメットを装着し、担架に乗せて声をかけながら運び出す。菅田さんは「こっちも全然身動きが取れない。狭いところがこんなにも怖いのかっていう。怯えながら救出した」などとコメントした。
23区内119番通報の現場、東京消防庁の総合司令室に潜入した。千代田区大手町にある東京消防庁の中にある総合司令室は東京23区内全ての通報jに24時間365日対応している。総合司令室の消防士長、若泉さんに案内してもらう。多い日で1日あたり3000件ほどの通報があるという。室内のランプは、緑が救急通報、青が不要不急のもの、赤が火災通報、オレンジは救助が必要な通報だという。オペレーターが判断してランプが付くようになっている。通報があった場合はまず火事が救急か聞き、住所と内容を聞いてその内容に応じた部隊へ出場指令を出す。月曜日の午前中は救急車の通報が多いということ。どんな通報が入るのか、119番司令管制員に密着した。
東京消防庁の司令室で司令管制員の様子に密着した。「シャワー浴中に心肺が停止してしまった」という通報。救急隊に司令を出した。手元にあるタブレットは手書きのパッド。通報者からの情報を書くものだという。続いて「食べた後に吐き気がする、動けない」という親族からの通報には救急隊に司令を出した。時にはiPhoneからの自動通報も。管制員からの呼びかけに応じなかったため、救急隊へ出動司令を出した。その時々の状況で対応を変える管制員。命の危険がある場合は、通報者の携帯とビデオ通話を行い状況を把握しながらアドバイスをすることもある。若泉さんは119番通報の対応をする傍ら、他の司令管制員の電話対応等をチェックして必要な指示を送るときもある。1日3000件ほどある通報のうち2割は不要不急のものだという。
多い時で1日約3000件ある通報の中でうち2割は不要不急のもの。先週若泉さんが受けたものでは「家の中の扇風機を倒してしまった、戻してくれ」という通報があったという。若泉さんは「具合が悪かったり急を要することであればすぐ119番通報してもらって大丈夫。こちらから必要な情報は聞いていきます」などと話した。
ハイパーレスキュー隊員で一番若い27歳の男性は地元で起きた西日本豪雨がきっかけで1人でも多くの人を救いたいと感じ消防に入ったという。
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- 平成30年7月豪雨