東京理科大学教授の大宮喜文さんもプール火災、フラッシュオーバーのような現象が起きたのではないかと分析しているという。1台がそれだけ火が大きくなると周りに延焼していくスピードが早くなっていく、芋づる式に広がっていくということが言える、などと説明していた。大宮はもう一つ、煙が風上から風下に流れる映像があったが、風が流れている場合に、風下に火炎や煙が流れていくと当然高温の状態になるので、燃えていない自動車が予熱で温められ、少しのきっかけでどんどん延焼していく準備ができているなどと解説した。取材に当たった小林奈央は、消防は火災発生から約15分後に到着していて、専門家は対応が遅れたわけではないと評価しているといい、総務省 消防庁によると、車両火災ではこれほどの大量の車が一気に燃える事態はほとんど想定されていなかったといい、今後は早い段階から多くの消防隊が活動できる仕組みを整えたいとしているという。一方、火元の車の出火原因はまだ不明。