昨年3月28日にはYMOとして世界を席巻すると、プロデューサーとしても活躍し教授の愛称で親しまれた坂本龍一さんが亡くなった。坂本さんが取り組んできた中にはアート表現もあり、ミュージシャンとしての存在感が強すぎるものの、総合的なアーティストだったと阿部一直さんは振り返っている。坂本さんは札幌国際芸術祭2014でゲストディレクターとなるなどしていて、今月10日まで「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」という展示も行われた。音楽の規則にとらわれず自由な表現に挑戦してきた坂本さんはヒポクラテスの「芸術は永く、人生は短し」という言葉を引用する姿も見せてきた。