おととい東京・港区長選挙で自民党と公明党が推薦する現職を破って当選した清家愛氏が東京都・小池知事と面会した。小池都知事は都知事選出馬に関して沈黙を貫いている。小池都知事は「港区長選で自民党公明党推薦の現職が敗れ、都知事選への影響は?」との問いに「皆さんが分析されるのでは?」と返答した。清家さんを都庁へ呼び寄せた狙いについて政治ジャーナリスト・後藤謙次氏は「東京都のトップとして、どの区長も公平に対応するというアピール」と話した。自民党には政治とカネの問題で逆風が吹き衆院東京15区補選では独自候補を立てられず、目黒区長選では推薦候補が落選、目黒区都議補選では公認候補が落選した。立憲民主党・蓮舫参院議員は昨日は公約づくりを行っていたがおとといの街頭演説では小池知事と自民党の関係を攻撃していた。後藤氏は「小池都知事は真正面から自民党の推薦を受けることが選挙にとってマイナスという判断があれば支援だけ受けるなど自民党との連携の形を模索中」とみている。後ろ盾である二階俊博元幹事長が一時退院し、中国の中央対外連絡部部長とホテルニューオータニで会談、そのホテルから小池知事に電話しエールを送ったという。広島県安芸高田市長・石丸伸二、元航空幕僚長・田母神俊雄など25人が立候補を表明している。