北海道猟友会 砂川支部の支部長の池上治男さんは、40年近くヒグマハンターとして活動している。砂川市では5月以降ヒグマが相次いで出没し、目撃情報は17件となっている。2022年度の鳥獣による農作物の被害は156億円で、クマの人身被害は2023年度が過去最多の198件だった。都内でも、2023年度は目撃情報は211件寄せられている。一方、狩猟免許所持者数は最盛期から半減し、後継者不足が懸念されている北海道・奈井江町では、人手不足や報酬の低さなどを理由に、地元の猟友会がヒグマ駆除を断る事態となっている。