自民党総裁選挙に立候補の意欲を示している河野デジタル相は昨夜、所属する麻生派のトップ、麻生太郎副総裁と会談した。立候補の意向を伝えたのかとの問いに河野デジタル相は「誰が?どの河野さん?面白い小説だと思う。飯を食っている時に何の話をしたかなんて言ったことはない」と述べ、会談の内容は明かさなかった。河野氏は9月の総裁選では麻生派の支持を基盤としつつ他派閥、無派閥議員にも支持を広げたい考え。しかし会長の麻生氏は河野氏の出馬に慎重とみられるほか、河野氏を支持する他の派閥の議員の中からは「麻生派を離脱すべき」との声も出ている。河野氏にとっては党内の幅広い支持を得るために難しい局面が続く。