首都直下地震や気候変動の影響による豪雨災害など、東京都では今、自然災害が発生するリスクがこれまで以上に高まっていると言われている。こうした中、山間や島しょ地域において、人や物の移動を担う道路は特に重要なもの。その道路が災害で寸断されると、地域が孤立し食料や救援物資が届かない事態に陥る危険性がある。そのような災害への備えとして、日の出町と青梅市を繋ぐ梅ヶ谷トンネルが今年3月、開通した。このトンネルを建設した狙いについて、建設局・北多摩南部建設事務所・工事第一課長・岩佐昌明に話を聞いた。道路網のダブルルート化(別ルートで避難)が図られ防災性が向上。実際に令和元年東日本台風の際、都道184号線が寸断され、日の出町大久野地区で一時的に孤立状態が発生。このトンネルの整備は災害時以外ではどんなメリットがあるのか。これまで道のりで約10km迂回していたところが、約1.5kmにまで短縮したこと。これにより周辺地域との交流が促進され、産業や観光の振興にも寄与することが期待できる。
建設局・北多摩南部建設事務所・工事第一課長・岩佐昌明に話を聞いた。現在進行中のトンネルの計画は、1つの例だが奥多摩町の多摩川南岸道路において、防災力向上に資する新たなトンネルや橋梁を整備する道路整備事業を進めている。トンネル整備の今後の展望。元日に発生した能登半島地震では、道路網が寸断されたことにより、被災地への救助救援ルートの確保や孤立地域の解消などの課題が明らかになった。東京都は東京強靭化プロジェクトを立ち上げ、風水害や地震など東京に迫る5つの危機に対して全庁をあげて取り組んでいる。
建設局・北多摩南部建設事務所・工事第一課長・岩佐昌明に話を聞いた。現在進行中のトンネルの計画は、1つの例だが奥多摩町の多摩川南岸道路において、防災力向上に資する新たなトンネルや橋梁を整備する道路整備事業を進めている。トンネル整備の今後の展望。元日に発生した能登半島地震では、道路網が寸断されたことにより、被災地への救助救援ルートの確保や孤立地域の解消などの課題が明らかになった。東京都は東京強靭化プロジェクトを立ち上げ、風水害や地震など東京に迫る5つの危機に対して全庁をあげて取り組んでいる。