今回の選挙の争点の1つとなっている選択的夫婦別姓について。東京都内で夫と子供の3人で暮らす女性は婚姻届を出さない事実婚を選択した。現在、日本では結婚する際夫婦で同じ姓を名乗るよう民法で定められている。事実婚の女性は生活の中で名字を使い分ける必要がない一方、社会の制度が追いついておらず不便に感じることもある。また、子供についても事実婚の場合、現在は共同で親権を持つことができないため女性だけが親権を持っている。今回の選挙でも争点の1つになっている選択的夫婦別姓。日本時間の今夜、国連の委員会でも議論が。世界で日本だけが定めているとされる夫婦同姓の法律について、この委員会は21年前から変更を求めていて、このあと議論になるとみられる。両親が国際結婚しているため夫婦別姓の家庭で育った女性は「(別姓で)困ることはない」と話す。両親から夫の姓にしたほうが良いのではとの声もあり一度は名字を変えたが、その後話し合ったうえで夫に改姓してもらい夫婦は彼女の姓を名乗っている。一方で選択的夫婦別姓について家族の絆が壊れてしまう。子供の姓をどちらにするかを巡り混乱が起きるなど反対の声も上がっている。