新年度になった今、東京電力などを名乗り支払いを求める不審なメールが急増し注意が必要。最近届く不審なメールの送り主の欄には「東京電力」。未払いの電気料金があるとして「オンラインでお支払いください」と支払先のリンクが書かれている。これは東京電力を名乗る偽メール。リンクを押すと東京電力のログイン画面に見える偽サイト。本物と細かな表記もそっくりで、そのままログインすると電子マネーで2万円の支払いを要求されることもあるという。さらに「東京都水道局」をかたり個人情報の入力を求める偽メールも増えている。不審なメールの相談は今月6日から入り始め、およそ1週間で414件まで急増。うち30件はクレジットカードの番号を入力してしまったという相談だ。なぜ今こういったメールが増えているのか?フィッシング詐欺に詳しい専門家、NTTコムオンラインの鈴木伸吾さんは「新生活がスタートする時期。公共料金の督促とか一般的に初めて経験される方が多い時期」と話す。新生活を始める人も多い4月。慣れない契約をする季節の変わり目は狙われやすいという。少しでも怪しいと感じたら、1人で判断せずに周りの人に相談することが大切。