東京電力は福島第一原発の燃料デブリの試験的な取り出しを今月22日から始めると発表した。福島第一原発の1号機から3号機には溶け落ちた核燃料、燃料デブリが合わせて880トンあるとされ、その取り出し方法について議論が進められている。この燃料デブリについて東京電力はきょう今月22日から2号機で初の試験的な取り出しを始めると発表した。伸び縮みする釣りざおのような機械を原子炉の横から差し込み先端に取り付けた爪状の器具で最大3gのデブリの採取を目指す。得られたデータをもとにデブリの最終的な取り出し方法を探る。デブリの取り出しはこれまで3度延期していて当初の予定より3年遅れの実施となる。