4年前のクーデターで実権を握った軍が民主派勢力などとの間で激しい戦闘を続けるミャンマーは来月28日から民政移管に向けた総選挙を実施すると発表している。昨夜、都内で講演した民主活動家のキンオーンマーさんは大学生のころから民主化運動に参加。1988年のクーデターで国外に逃れ、海外を拠点にミャンマーの民主化を目指す各国の団体の調整を担っている。キンオーンマーさんは総選挙について参加する57の政党のほとんどが軍とつながりが深く民主派は排除されていると指摘した。そのうえで「見せかけの選挙を拒絶するよう求めるメッセージを日本政府に届けるための支援をお願いしたい」と訴えた。このところ、民主派勢力の支配地域などへの軍による空爆が増え子どもを含む多数の市民が犠牲になっているうえ総選挙を前に、言論への抑圧も強まっている。総選挙を巡りASEANは軍による選挙を承認することにつながるとの意見もあり監視団を派遣しない方針を決めている。キンオーンマーさんはアジアの民主主義国のリーダーである日本も選挙を承認しない姿勢を明確に示してほしいとNHKのインタビューに応じ、訴えた。
