人口1万2000人余りの千葉県東庄町で今年度、ドローンによる見守りの実証実験が始まった。町内唯一の中学校では一斉下校の際に教職員が車で巡回しているが、広範囲にわたり負担にもなっていた。また、通学路には防犯カメラが無い。実証実験でドローンはプログラムされたルートを飛行し、撮影した映像は中学校に送られる。赤外線カメラを搭載しているので、日没後でも見守りは可能。同実験に取り組む都内の一般社団法人では来年以降、福岡、和歌山の中学校でも実証実験を行うという。ただ、東庄町では住民からプライバシー侵害を懸念する声も寄せられている。来年1月には警察も交えた実証実験を行う計画で、ドローンによる見守りを実現できるか検証していく考え。