アナウンサーの呼びかけはどういったものが有効か?と質問。住田さんは「東日本大震災の時、発生から1時間くらい経って津波が名取川を遡るというのをNHKのヘリコプターが生中継していた。あの時一番事態を飲み込めたのは記者が津波が街を襲い「あーっ…」と心の底から言った。力強い的確なコメントは非常に大切でこれを省くわけにいかないけれども思わず出た「あーっ…」という言葉。これまで色々取材してきた人が心から出した言葉「これはただ事じゃない」と気づいた。その場にぴったりの「声」が一番事態を多くの人と共有できると思った」と話した。三宅さんは「阪神・淡路大震災の時はスマホもなくて10円玉100円玉を握りしめて公衆電話に並んだことも経験している。今の通信手段を使った情報のやり取りをどうするのかとか過去の経験を踏まえながらも現代社会に合うようなアップデートが一人一人の備えとして必要なんじゃないかと改めて感じている」と話した。