エレベーターの地震対策には3つの安心ポイントがある。高感度センサーが大きく揺れる前にやってくる小さな揺れを感知、少しでも揺れると児童で最寄り階に停まって降りられる。現在、日本のエレベーターの約7割に完備されている。揺れを感じたらすべての階のボタンを押せばどんなエレベーターでも最寄りの階で停まってくれる。また、高感度センサーが大きな揺れを感知したらエレベーターは自動でその場に停まるようになっている。エレベーターが停まった時、非常ボタンを押すと情報センターで技術員が対応する。三菱電機ビルソリューションズでは全国280か所の事業所6000人が対応する。スタッフの位置情報やスキルも管理、適した技術員を送りいち早く対応できるようになっている。打規模な地震の場合は全国から社員を総動員して復旧にあたる。エレベーターを吊るすワイヤーロープは1本で約4tを支えられ、複数本がついている。万が一、すべてのワイヤーロープが切れてもガイドレールに対しブレーキがかかり緊急停止する。ブレーキが故障した場合でもバネで衝撃を吸収する。日本では地震によるエレベーター落下事故は一度も起きていない。