宮城県出身の俳優・宮世琉弥は、小学生の時に東日本大震災で津波の被害にあった。あれから13年、自分たちができることは何なのか同世代を尋ねた。2023年ネクストブレイク・男性タレント1位に選ばれるなど、 注目の俳優・宮世琉弥は先月、宮城・石巻市を訪れていた。宮世はみやぎ東日本大震災津波伝承館で同世代の佐藤陸さんと会う。佐藤さんは解説員として津波の被害などを伝えている。佐藤陸さんは津波を経験していない中でなぜ津波について伝える活動をしているのかについて「記憶としては残るんですけど人の記憶からだんだん薄れていくもの」「今日知った1つでも知り合いとかに伝えることが大切 それが伝承だと思っていて」などと語っていた。佐藤さんは手に津波体験者から聞き取ったメモを持っていた。普段から体験者から生の声を集め、来館した人たちに伝えている。宮世は、震災当時の経験を聞かれ「僕は地震があって学校で過ごしていたんですけれどお母さんが迎えに来て家まで帰ろうとしたときに津波ののまれちゃって竹やぶに車がぶつかって脱出して山まで逃げた」と明かした。伝えることで将来なにかの手助けになるかもしれない」
宮世さんが次に訪れたのは宮城・東松島市に住む、津波で家を失った武山ひかるさん。親友は両親と祖父を亡くしている。武山さんは高校1年生の時から7年以上、全国の子供達を中心に、震災の体験を伝える語り部活動を続けている。武山ひかるさんは、話すことで自分の心の中の整理がついたというのもあって、最初は続けていたが、災害が他のところで起きたりとかまた同じことが繰り返されてしまったりということがあって、と語った。こだわっていることはあえてつらい体験をリアルに伝えること。親友と語り部をしているときにも、高橋さつきさんは語りながら泣き出してしまっていた。武山さんが描いた絵本でも震災時の情景や心情が描かれている。ありのままを伝えることは、きっと一人ひとりが真剣に考える切っ掛けになるはず。そのため絵本の最後は、考えてみようと締めくくられている。震災から13年。宮世は、今できることについて、「13年たっていると震災があったってわからない子もたくさんいると思う そういう子たちが自分の命を守るためにはこういう事が過去にあって 来た時にこう対処したいねという思いを知ってもらえたらいいな」などと話していた。
宮世さんが次に訪れたのは宮城・東松島市に住む、津波で家を失った武山ひかるさん。親友は両親と祖父を亡くしている。武山さんは高校1年生の時から7年以上、全国の子供達を中心に、震災の体験を伝える語り部活動を続けている。武山ひかるさんは、話すことで自分の心の中の整理がついたというのもあって、最初は続けていたが、災害が他のところで起きたりとかまた同じことが繰り返されてしまったりということがあって、と語った。こだわっていることはあえてつらい体験をリアルに伝えること。親友と語り部をしているときにも、高橋さつきさんは語りながら泣き出してしまっていた。武山さんが描いた絵本でも震災時の情景や心情が描かれている。ありのままを伝えることは、きっと一人ひとりが真剣に考える切っ掛けになるはず。そのため絵本の最後は、考えてみようと締めくくられている。震災から13年。宮世は、今できることについて、「13年たっていると震災があったってわからない子もたくさんいると思う そういう子たちが自分の命を守るためにはこういう事が過去にあって 来た時にこう対処したいねという思いを知ってもらえたらいいな」などと話していた。