指揮者の佐渡裕は東日本大震災の被災地で毎年演奏会を開いている。釜石市出身のピアニスト小井土文哉は高校入学を控えた年に被災。盛岡へと避難していた頃、佐渡の演奏に触れもう一度ピアノへ向かう決意を固めたという。小井土は佐渡の演奏を聞いた際のことを「うまく説明できない心の奥底の部分に届いた感じがして本当音楽の道に進む最大のきっかけの1つになった」と語った。今度は自分が人の心を動かそうと小井土は今冬、ふるさとでリサイタルシリーズを始動した。
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