気象庁がいつ起きてもおかしくないと呼びかける南海トラフ巨大地震。この巨大地震の予兆をどうとらえるか近年スロースリップと呼ばれる研究が注目されている。スロースリップと巨大地震の関連が注目されたのは13年前の東日本大震災のときだった。震源の近くでスロースリップが発生しその2か月後に巨大地震が発生した。静岡大学理学部・三井雄太准教授は全く無関係とは考えにくいとコメント。
スロースリップをより高い精度で観測できないか注目されているプロジェクトがある。海洋研究開発機構・荒木英一郎は去年大地震に耐えられる光ファイバーを巻き付けた装置を開発。去年11月荒木は新たな観測装置を設置するため探査船「ちきゅう」で紀伊半島沖に出発した。設置するのは水深2600mの海底。そして今年1月から運用が始まった。荒木は南海トラフの観測の制度を上げるために、今後この装置を2カ所に設置したいと考えているという。
スロースリップをより高い精度で観測できないか注目されているプロジェクトがある。海洋研究開発機構・荒木英一郎は去年大地震に耐えられる光ファイバーを巻き付けた装置を開発。去年11月荒木は新たな観測装置を設置するため探査船「ちきゅう」で紀伊半島沖に出発した。設置するのは水深2600mの海底。そして今年1月から運用が始まった。荒木は南海トラフの観測の制度を上げるために、今後この装置を2カ所に設置したいと考えているという。