故郷に住み続けたいという思いと、社会的なコストもかかる。澤田雅浩さんは社会的なコストが故郷に住み続けたいという人だけに投入されていると見れば、1人あたりにかけられる費用が大き過ぎるという意見になるかもしれない、彼らは地域に戻ることは豊かに農山村を維持することになる、社会全体が地域に戻ることでの利益を教授できるのであれば必要なコストをかけていく議論をしていくべきだとした。東日本大震災のときには復旧・故郷制作に32兆円という費用がかけられ、土地区画整理事業に約6500億円が使われたが3割の土地は活用されなかった。専門家は行政主体で住民のニーズが捉えきれなかった、過剰な工事で時間がかかり住民の気持ちに変化が出たとの分析している。澤田雅浩さんは身の丈にあった復興が必要だと指摘。人口が減っても暮らしていけるという人がいるなら環境を取り戻すための適切な復興が議論されてもいいと思うとした。