- 出演者
- 廣瀬雄大 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 駒村多恵 豊島実季 ウド鈴木 イモトアヤコ
オープニングの挨拶の後、朝ドラ受けをした。
今日はコメのウラ側を特集。5月26日~6月1日のスーパーでのコメ販売価格は5キロあたり昨年同時期の約2倍。備蓄米の品種は60種類以上になる。
番組では視聴者からのお便りを募集。番組は今回コメのウラ側を取材。備蓄米は10年に1度の深刻な不作に対応するため1993年「平成の大凶作」がきっかけで始まった。備蓄量は去年6月末辞典で玄米91万トン。今回、81万トンが放出され残りが10万トンで、現在1人あたり830グラムを備蓄している。過去には東日本大震災と熊本地震の2度にわたり活用された。政府は毎年20万トンずつ購入していて、5年間保管し、保管五は飼料米・援助米にしている。全国300か所で倉庫保管され、コメどころ東北に多い。
東間・東広島市の精米工場を取材。弁当店や飲食店向けに競争入札の備蓄米を出荷してきた。仕入れた備蓄米は40トン。備蓄米2通常のコメ8の割合でブレンドしている。1日の精米量が100~150トン。
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- 東広島市(広島)
備蓄米の流通経路には随意契約がある。小売りに精米施設をもっているところが少なく、一度卸売に精米するよう小売りがお願いするところもある。今のところはこれまでの競争入札と比べて早いのかは判断できない。
神奈川・相模原市の輸入食材の販売店を取材。店内は日本在住の外国人向けの珍しい食材が並ぶ。ジャスミンライスやバスマティライス、カルローズ米など輸入米を10種類ほど扱い、最近の売れ筋はベトナム産ジャポニカ米。国産と見た目も味もよく似ていて、価格は5キロで3240円。ジャポニカ米には1キロあたり341年の関税がかかる。店では200トンが1か月で完売し、追加輸入を決めた。コメの民間輸入は昨年度から急増し、今年はわずか1か月で昨年度の2倍超となった。
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- 相模原市(神奈川)
スタジオではアメリカ産カルローズ米、ベトナム産ジャポニカ米を出演者らが試食。大吉は、「違うって言われたら違うような気がするけど、多分何も知らずに出されたら何の疑いもなく」と話した。今後、店頭で輸入米を目にする機会が継続的に続いていくと佐藤庸介さんは予想する。コメ高騰の原因は、物価高・インバウンドで需要がUPしたこと、猛暑で品質にばらつきが出て供給がDOWNしたこと、集荷競争が激化したことが挙げられる。
新潟・南魚沼市のコメ農家・青木拓也さんを取材。祖父の代から続く田んぼを受け継いで今年で9年目。主食用のコメ、加工用のもち米を作ってきた。今年はもち米を減らし、主食用のコメを増やそうと試みたが、種もみが手に入らず思った以上に増えなかった。生産には時間がかかるため、発注後すぐの納品は不可能。当初目指していた規模の増産はかなわなかった。
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- 南魚沼市(新潟)
ことし、主食用のコメは40万トン増産見込み。飼料用米や加工用米などを減らす。佐藤さんは中長期的には全体のコメを生産する力をもっとパワーアップしていかないと長続きできないだろうと指摘した。
東京・練馬区のスーパーの秋葉弘道さんを5月下旬に取材。秋葉さんは、今後もコメ価格は下がる見込みはないと考えている。こうした中、秋葉さんは少しでも安く売りたいと電気代を節約したり、人件費を削減したりする工夫をしている。さらに、コメ農家と直接契約して中間マージンを省き安く仕入れたいと考えた。流通経済研究所・折笠俊輔さんは、来年の新米シーズン(来年9月以降)に安くなると予想した。ポイントは、JAなどが農家に支払う概算金。
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- 練馬区(東京)
コメのプロはコメが安くなる来年9月以降の価格を、安くても5キロ2980円ほどと予想する。取り分は65%が農家。
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- 折笠俊輔
南魚沼市のコメ農家・青木拓也さんは、コストの厳しさを日々痛感している。ウクライナ侵攻以降、肥料価格は2倍になり、高額な機械は値上がりが見込まれ、修理費用もかかる。こうした費用はコメ価格に反映されてこなかった。そこで拓也さんが取り組んだのは規模拡大。機械稼働率を揚げて経費率を下げようと考え、作付面積を広げてきた。当初から面積を20倍に増やし、将来への投資にしている。
日本のコメ農家の95%は赤字を抱えている。本業を持っていて土日にお米を作る農家も多い。大規模な農家もコストを抑えきれない問題があり、効率よく生産できるようのが課題。農家からのお便りも番組に寄せられていて、農家の収入が上がっていないと紹介された。また、高いと言われて辛く、安いと減反されて、兼業で田んぼを維持するためにお金が流れ、何が楽しくてマイナスの田んぼをしているかわからないといった声も届いている。
イスラエルとイランによる攻撃の応酬が続く中、アメリカの複数のメディアは、トランプ大統領がイスラエルが示したイランの最高指導者ハメネイ師を殺害する計画に反対したと発表した。
受信の予約や服薬の管理など患者への対応に特化したAIエージェントを開発したアメリカの企業のCEOがこのほど来日し、医療の担い手不足の解決を目指して年内に日本でも事業を始める考えを示した。AIエージェントは世界で250万人の患者が利用する。シャーCEOは、生成AIの活用が室の高い医療の提供にもつながるとしている。
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- AIエージェント
全国の気象情報を伝えた。
視聴者からは、徐々にではなく急激に価格が上がった感覚などとメッセージが寄せられた。備蓄米と輸入米でコメが増えすぎないかとの質問に、佐藤さんはその可能性はあるとした。根本的な問題は、高いものが買えない、働いても働いても手取りが増えないことだという指摘の声も寄せられた。流通経路全体を見ると、農家、JAなどの集荷業者は赤字、卸売、小売りは僅かな黒字。
折笠さんに流通経路のコスト内訳を聞いた。集荷業者は低温倉庫の保管・出し入れに費用がかかる。卸売業者は検査・精米・袋詰め・納品に費用がかかる。折笠さんは、コメが足りなくなった瞬間に問題点が全部出てきたのかもしれないと指摘する。
大吉は流通経路について、「誰も儲かっていない。でも我々おコメが高いって言ってね」とコメントした。佐藤さんは、1番大事なのはこんな不足・高騰を今後起こさないことだと述べた。