石破総理大臣は東日本大震災の復興に向けて進められている最先端の産業集積の取り組み「福島イノベーション・コースト構想」の進捗を確認するため、ロボットを製造している企業の施設を視察した。また、ドローンや半導体関連の研究開発などに取り組む企業経営者らと車座で意見を交わした。出席者からは、「政府などの支援により、実証実験などを行いやすい環境が整っている」といった意見の一方、「若いエンジニアの獲得に苦労している」といった声も出されていた。石破総理大臣は「地方創生イノベーション構想」の関係省庁会議を立ち上げる」とコメントし、具体的には全国にイノベーションの拠点を整備してスタートアップ企業を誘致するほか、地域の課題から新たな製品を生み出すための規制改革や、女性や若者の地方定着に向けた支援などを検討していく考えを示した。