羽生さんは「山林火災の影響は今もなお色濃く残っている。木が燃えた場所では土がむき出しになっていて土砂災害を心配する声もたくさんあった。」などと話した。今回の火災では226棟の建物に被害が出た。羽生さんは「自宅が全焼した方は『火災は防ぎようがない』と話されていた。また自宅を再建したいと思われたが自治体からの支援や義援金では資金が足りないので再建を諦めたと話されている方もいた。また避難時にものをほとんど持ち出せずに避難した方も多く、困っていると話されていた。」などと話した。また漁業関係者については「改めてすごく辛い思いをされたと思う。漁協の倉庫では震災でも津波で大きな被害を受け、震災後に改めて立ち直された。そしてその倉庫に入っていた4セットの定置網もすべて燃えてしまったので『またか』という思いで辛い思いをされていたと思う。今朝から定置網を入れ始めたそうで早ければ土曜日にも魚の水揚げができる見通しだという。しかし問題もある。定置網漁では網が敗れてしまうことがある。網が敗れると修理をしなければいけない。その間は代わりの網で漁を行っている。しかし今年は1セットしかないので、定置網が敗れると予備がない。網は修理している間は定置網漁ができなくなってしまう。」などと話した。羽生さん自身の避難生活については「当時僕は高校1年生だった。体育館で眠るのは初めてのことだったし、大きな余震が何度も起きてそのたびに体育館なので軋む音が大きくてなかなか寝られず怖い思いをした。私自身が避難生活をすることは想像できなかった。」などと話した。