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福島・飯舘村で「古今呂の宿 福とみ」を営むとみ子さんは、高原特有の冷涼な気候を活かして飯舘村オリジナルのいいたて雪っ娘カボチャを育てている。福島市出身のとみ子さんは、21歳の時にお見合いで出会った福男さんと結婚。飯舘村にある福男さんの実家で詳細の仕事をしながら新生活をスタートさせた。長男も生まれ、飯舘村の暮らしに馴染んでいった。2005年に村でカボチャの研究会が発足し、とみ子さんはメンバーに抜擢された。特産品のカボチャを楽しめる農家民宿を始めたいと2人で夢に向かって歩み始めた。いいたて雪っ娘が完成してすぐに東日本大震災があり、飯舘村は避難区域になった。2人は福島市内に身を寄せた。避難指示が解除されると宿を作るため避難先から毎日通い、カボチャ作りも再開した。宿の工事の途中で福男さんが2018年に亡くなった。とみ子さんはその後も準備を進め、2024年に宿をオープンした。

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福島・飯舘村で「古今呂の宿 福とみ」を営むとみ子さんは、宿の客にもカボチャの収穫体験をしてもらっている。夜は計10品以上の手作り料理を準備した。福男さんが信頼して使う材木をいつも頼んでいた建材業者の長澤さんは、亡くなる少し前にとみ子さんの写真を見せてもらったと話した。

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福男さんが長澤さんに見せた写真はお見合い写真だったという。長澤さんは、福男さんは奥さんの夢を叶えたいと語っていたととみ子さんに伝えた。

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「古今呂の宿 福とみ」ではいいたて雪っ娘を使った郷土料理を堪能できる。「いいたて村の道の駅 までい館」やインターネットで雪っ娘スイーツが購入できる。

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