東日本大震災から今年で15年。3月11日に追悼の催しが行われたのは国内だけではない。アルメニア・スピタク市に東日本大震災の犠牲者を追悼するための石碑がある。震災の翌年に建てられた。毎年3月11日に被災地への祈りが捧げられている。石碑を建てる提案をしたのはアルメニア非常事態庁でロリ州トップを務めるセロブ・ガブリエリャン。きっかけとなったのは、災害対応を学ぶJICAの研修授業で震災の翌年、宮城県気仙沼市を訪れたことだった。1988年、スピタクをマグニチュード7クラスの大地震が襲った。2万5,000人以上の人々が亡くなった。当時20歳だったガブリエリャンも被災した。被災しながらも賢明に生きる気仙沼の人々の姿が印象的だったという。亡くなった人々を追悼するとともに“被災者への敬意”を示したいと石碑を建てた。3月11日に集まったのは学生や警察官など多くのスピタク市民。ガブリエリャンは震災から時間が経つほど“当時の記憶を伝えていくことがより大切になる”と話す。
