JR三鷹駅の300mほど西側にあるこ線橋は、昭和4年に建設され、地元の人や鉄道ファンから愛されたほか、三鷹市で晩年を過ごした作家の太宰治がたびたび訪れ、橋の上からの景色が小説に登場するなどゆかりの場所としても知られている。老朽化が進み、JR東日本が撤去作業を始めることから、昨日が一般の人が通れる最終日となり、大勢の市民や鉄道ファンが訪れ入場規制も行われた。夕方には橋の上を埋め尽くすほどになった。市は太宰が写真を撮った写真の一部は保存するほか、今月15日から3日間、事前に申し込んだ人を対象に渡り納めのイベントを開催する。