「特捜戦隊デカレンジャー」の放送20周年を記念して作られた映画が7日に公開された。高知県高知市役所に地域おこし協力隊として勤務している吉田友一さんは2004年に放送された「特捜戦隊デカレンジャー」でデカブレイク役として出演していたが、顔に末しょう性顔面神経麻痺を発症。一時休業を余儀なくされた。その後、治療で症状は改善し、地域医療や地域活性化への思いを強く持つことに。吉田さんは自身を救ってくれた鍼灸の道へ進み、高知市内で鍼灸院を開業。妻も弁当店を経営している。妻は同じく、デカピンク役として出演していた菊地美香さん。暮らしていく中で高知のことを知りたいと地域おこし協力隊に参加。そこで自身が出演していた「デカレンジャー」の20周年映画の制作が決まった時、吉田さんは高知への撮影の誘致を計画し高知に行ってみたいと思ってもらえるのではと考えた。絶対に外せないと考えたロケ地が牧野植物園で、植物園側の不安をなくすため吉田は勤務時間外でも足繁く通い提案を重ね撮影許可を得ることができた。フィギュアメーカー海洋堂スペースファクトリーなんごくは戦隊ヒーロー映画にはもってこいのロケ地となった。