去年10月には御堂筋の植え込みでソフトボールほどの大きさのスイカがひとつ育っているのが見つかった。大阪市は持ち去られたり割られたりしないよう職員らが植え替え作業を行った。大阪市役所で展示された後、市の植物園「咲くやこの花館」(大阪・鶴見区)で一般公開。直径約20センチまで育った。この時来場者らから「中身はどうなのか」との声が多く寄せられた。去年11月「切ってみる会」を開催し試食会も開かれた。食後の種を「咲くやこの花館」の畑で栽培。その後16玉の“2世”ができ、今月7日食べごろの1玉が先着100人に振る舞われた。“3世”の栽培は検討中。京都市の国道で見つかったスイカについて、大和農園の東本寿克さんは「スイカは畑に種をまいてもうまくいかないことが多いので、奇跡の連続です」「順調に育った好条件が揃っていたと思います。ゲリラ豪雨が多いとスイカが割れてしまう可能性もあるのでこの先の天気は心配」と語っている。