埼玉・川越からの中継。川越は、池袋から電車で最短30分ほどで来ることができる。東武、西武、JRと3つの路線が乗り入れており、各方面から鉄道に乗ってやって来る観光客も多い。最も利用されているのが東上線で、去年、相鉄や東急との直通運転が始まり、東京、神奈川からのアクセスが一層よくなったことが背景にある。鉄道や路線バス、グルメがセットになったお得な切符もあり、人気の要因の1つとみられる。きのう開業した「りそなコエドテラス」は、銀行だった建物を改装した商業施設で、国の有形文化財にもなっている。お土産物のスペースや、イートインスペースがあるほか、起業家向けのコワーキングスペースやシェアキッチンなどもあり、地域の産業創出や起業家を育成する機能も備えている。お土産は、川越のもののほか、川越以外の産地の産品も置いてあるのが特徴だ。森直人館長は、鉄道アクセスのよい川越で商品に触れることで、埼玉の魅力を知ってもらい、それをきっかけとして埼玉各地を観光してもらいたいなどと話した。