東松島ファームではフリルレタスなど約9種類の葉物野菜をLEDライトを当てて栽培。光の三原色のうち、緑は野菜の生育に効果がないというデータが有り、赤と青を足した紫の光を使用している。部屋の湿度などはコンピューターで管理しており、安定した品質の野菜を出荷している。このファームでは450平方メートル、高さ6mの空間に8段の栽培棚を設けて水耕栽培で育てている。このファームは2013年に廃校になった浜市小学校を再利用している。小学校は2011年の東日本大震災で津波が来た際の避難場所となっており、犠牲者を1人も出さずに済んだ。廃校になった際、市からどうにか活用して残せないかと依頼されたのがこのファームのきっかけ。このファームの従業員には当時避難した人やこの学校の卒業生も働いている。出荷された野菜は東松島ファームという名前で関東のスーパーでも販売している。