青山学院の山内を15キロの給水ポイントで待ち受ける人物は山内と同学年の4年生の山下で山内に「俺の給水をやってくれよと頼まれた」などと話している。山下は4年間三大駅伝への出場が一度も無いが給水とはいえ箱根を走る姿を見ようと山下の両親も現地に来ていた。山内が後15キロになり僅かな距離だが笑顔で給水を渡していた。少しでも箱根で走れた山下の姿に両親は「この姿を見に今日は来た」と話している。東海の石原はシード権を目指しチームの為に走るが昨シーズン番組のカメラが東海を訪れた時、石原とチームメイトの間には距離があった。石原は当時チームメイトとの実力差にジレンマを抱えており練習では俺についてこいと先頭に立ち仲間を引っ張ろうとするが石原のスピードに誰もついて行けずジレンマを募らせていた。主将の越陽汰は「普段の練習から見ても石原だけに頼っている状態が昨年まで続いた」兵藤ジュダは「色んな所でギクシャクしている」と話している。次第にチームメイトとの溝が深まり孤立し、チームの状態はバラバラだったという。
状況を脱する為に石原は自らの振る舞いを改め後輩達の為にシード権を取る目標を掲げ、もう一度輪の中へ飛び込んでいた。あらゆる場面で仲間達とコミュニケーションを取り何でも話せる関係を築き上げていた。練習で皆の意識に変化があり鈴木天智は石原がペースを上げるタイミングで自分もついて行こうというのが増えた。越陽汰は「石原だけに頼るのでは無くチーム全員で目標を達成したい」と話している。シード権という目標の元、チームは1つにまとまっていた。石原が走る沿道には後輩の兵藤の姿があり感謝の思いを込め声援を送り石原のタスキはこれからの東海を託す人生へと繋がったという。
状況を脱する為に石原は自らの振る舞いを改め後輩達の為にシード権を取る目標を掲げ、もう一度輪の中へ飛び込んでいた。あらゆる場面で仲間達とコミュニケーションを取り何でも話せる関係を築き上げていた。練習で皆の意識に変化があり鈴木天智は石原がペースを上げるタイミングで自分もついて行こうというのが増えた。越陽汰は「石原だけに頼るのでは無くチーム全員で目標を達成したい」と話している。シード権という目標の元、チームは1つにまとまっていた。石原が走る沿道には後輩の兵藤の姿があり感謝の思いを込め声援を送り石原のタスキはこれからの東海を託す人生へと繋がったという。