多くの人の想いを乗せた東海道新幹線の臨時列車。予約ができないため全席自由席。石井さんたちが中部国際空港に到着し荷物を待っていたのは夜9時頃、名古屋発の最終新幹線は夜10時12分。東海道新幹線が臨時列車を出すことを知った。それは本来の最終列車より20分以上遅い発車だった。こうして多くの人が臨時列車で家に帰る事ができた。元日の地震発生から32時間、最終の臨時列車は東京駅に到着した。ベテラン社員は夜を徹して1月3日の車両運用計画を作り直した。その後も羽田空港の事故のあった滑走路は閉鎖されたため東海道新幹線は1月7日まで臨時列車を出した。実は交通機関の助け合いは他にもあった。