平川さんは長嶋茂雄さんについて「個人的な話なんですが、1996年に私がオープン戦で初めてプロ野球実況することが決まって、試合の2週間前くらいに長嶋さんのところに行って『今度実況させていただきます』と挨拶をしたんです。試合当日、私が球場に入る時に長嶋さんが乗った車が横を通ったんです。そしたら長嶋さんが私を見てジェスチャーで『がんばって』とメッセージを送ってくれた。当時私も若手で長嶋さんに認識されているなんて思ってもなかったのですごく感動したことを覚えている」「2000年のキャンプの時に長嶋さんが背番号”3”を披露するシーンがあったが、”3”が復帰するということで話題になったんですが、長嶋さんがなかなかジャンパーを脱がなかった。実は2週間くらい全然脱がなかった。脱ぐと決めた時に本球場ではなく、ファンの皆さんと距離が近いサブグラウンドで満を持して脱いで、ファンの皆さんも見られるところで披露した」「普段は本当に優しくて温かい人だけど、キャンプとか練習になるとスイッチが入れ替わる。メリハリも勝負師として、人間・長島茂雄として、2つの面を感じることができたのが大きな魅力につながったのではないか」などと話した。斎藤さんは「普通の選手は観客から応援されるが、長嶋さんだけは日本全体を応援していた。自分が太陽なんですよね」などと話した。