交渉の結果、手紙を見せてもらえることになった。生まれたのは東京だが育ったのは千葉の松戸だという。母の再婚の時に東京に来たとのこと。父と母が離婚したのが小学生でお父さんとは別居となっていた。離婚したから写真が少なかったが写真を見せてもらった。お父さんとは会ってはいけないと思い薫さんは父との関係を断ったとのこと。そして飲食店の店長として働き、仕事・育児に多忙な日々を送った。30歳の時に映画「おくりびと」を見て色々考えて急に父方のお墓へ行かなきゃとなったという。その後は今までの時間を取り戻すように父の元へ何度も訪れたが突然父が倒れてしまう。薄れゆく意識の中、父は娘に電話をかけ留守電には父が倒れた時に助けてくれた人達の声が入っていた。そして亡くなる2日前に書いた手紙の内容を見せてもらうこととなった。