「サナエあれば、憂いなし」と掲げて出馬を表明した高市早苗経済安全保障担当大臣。防衛力や外交力などの強化を訴え、憲法改正にも意欲を示す高市氏が政策の柱に据えるのは経済成長。高市氏は1993年、32歳で衆議院議員に初当選。その後、自民党に入り2006年には第1次安倍内閣で初入閣。以降、総務大臣などを歴任した。2021年、前回の総裁選では岸田文雄氏、河野太郎氏、野田聖子氏とともに立候補した。安倍晋三元総理の全面的な支援を受けて挑んだ総裁選だったが、この時は3位に終わった。2回目の挑戦となる今回、安倍元総理という強力な後ろ盾を失ったことで苦戦するのではとの見方もあったが、選挙戦が進むにつれ党員票を中心に支持を伸ばしてきた。初の女性総裁誕生か。