東京で積雪1cmを観測した3月の雪。早朝、通勤・通学に大きな影響が出ていたのはJR立川駅前。積雪2cmを観測したさいたま市では、滑って転倒するなどして5人がけがをした。記録的な大雪となったのが、群馬・前橋市。午前5時までの12時間で降った雪の量が14cmと、3月としては1999年の統計開始以降で最も多くなった。山梨県を走るJR中央本線では、雪の影響で列車が一時運転を見合わせた。JR東日本によると、運転士から「雪の重みで竹が線路側に傾いている」と連絡があったことから、昨日午後7時28分、小淵沢−甲府間の上り線が運転見合わせになった。乗客が閉じ込められていたJR中央本線は、午前8時半ごろ運転再開となった。神奈川・箱根町でも雪の影響が広がっていた。朝から雪の対応に追われていたのは仙石原にあるホテル。BLISSTIA箱根仙石原・村上隆則支配人は「念入りに融雪剤などまいて、今日来る客にけががないように準備したい」と話した。明日、東京では日差しと暖かさが戻る。東京都心の予想最高気温は14度。寒暖差による体調の変化に注意が必要。