都内のスーパーのコメ売り場では茨城県産こしひかりの新米が税込みで4750円と、コメの高止まりが続いている。スーパーでの平均価格も5kgあたり4316円で最高値を更新した。(農水省)。新米が高くて売れず、新米の秋田産あきたこまちが山積みになっていた。店は200円安い税込み4534円で販売。去年と比べても5kgあたり500~600円アップしているという。通常、新米の時期は値下がり傾向にあるが、なぜ下がらないのか。農家産直米すえひろ・荒金一仁代表によると、安い備蓄米が市場から消え、新米の価格が下がらないという。専門店でも買い控えが起きていた。店は値引きセールを始め、長野県産あきたこまちや高知県産コシヒカリなど人気銘柄の玄米を1000円以下で販売。セール開始から1カ月、売れ行きは好調だという。コメ価格について、荒金代表は「年明けになって令和7年産のブランド米が動きが遅くて余るような状態となれば、5kg平均4000円台前半~、希望的には3000円台後半になれば販売しやすい」と話した。大泉一貫宮城大学名誉教授も年明けには200円~300円値下がりし、3月に500円~600円値下がりし5kg3980円ほどになるとみている。
