スタッフによる奮闘の結果、枕草子の冒頭「春は、あけぼの。やうやうしろくなりゆく山やまぎは、すこし明あかりて、紫むらさきだちたる雲くもの、細ほそくたなびきたる」の景色を収めることに成功。平安時代を代表する歌人は春の歌で桜、梅、うぐいすなどを使っているが、春とあけぼのを組み合わせた清少納言は一線を画するという。また、河合敦氏は「枕草子は順番がバラバラ。晩年のことが最初の方に出てきたり、初めての宮仕えが中盤以降に登場したり。極めて珍しい形の本」と語った。
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