河合敦氏によると、藤原定子は漢詩、和歌に精通し、天皇や貴族たちとも教養のある会話を交わしていた。また、初めての宮仕えに緊張する清少納言に定子は温かく接したといい、清少納言からすれば、主人というよりも恩人と認識していたと考えられるという。「枕草子」には「紫だちたる雲」という表現があるが、紫雲は天皇家、中宮を指している。定子が姿を見せることで世の中が明るく照らし出されるという描写かもしれないという。
© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.