原爆の日をむかえ、長崎 平和祈念式典が行われ、犠牲者を悼み黙祷を捧げた。今年は101の国と地域の代表らが参列し、鈴木史朗市長は核兵器廃絶に向け大きく舵を切るべきと訴えているが、今年の式典は長崎市がイスラエルを招待せず、アメリカ・イギリスなどG7の6か国はいずれも駐日大使が式典を欠席している。G7駐日大使らはイスラエルを招かないことはロシアなどと同列に扱うようなものと書簡をあてていた。林芳正官房長官は長崎市主催の行事であり政府としてコメントする立場にないとしたうえで、事務的なやり取りは行ったとしている。一方で6日に行われた広島平和記念式典では広島市はイスラエルを招待したうえで、松井市長はイスラエル・パレスチナ情勢の悪化により罪もない多くの人々の命や日常生活が奪われていますと言及していた。また、鈴木市長の対応を巡っては、平和式典に戦争状態の国の大使を招待するのは道理に合わないという賛成の声や、相手の考えや思いを変えるために平和を呼びかけてきたのではないかという批判の声が寄せられている。斎藤幸平氏は戦争の悲惨さを呼びかけるためにはイスラエルもロシアも呼ぶという考えもロシアもイスラエルも呼ばないという考えも一貫したものだが、G7の批判はダブルスタンダードだと指摘し、アメリカは原爆を落とした加害者側であり残念な判断とコメント。