次の総理大臣を決める自民党総裁選には過去最多の9人が立候補している。ジャーナリストの後藤謙次氏曰く、石破茂氏か小泉進次郎氏かの決選投票が見えるという。所見発表演説会で、加藤勝信元官房長官は国民の所得倍増、河野太郎デジタル大臣氏は民間の活力を解き放つための規制改革、茂木敏充幹事長は増税ゼロでの政策推進を掲げる。街頭インタビューで男女50人に「現時点の推しは?」を尋ねると、小泉進次郎氏に22票が集まった。次点は石破氏の12票。さらに後藤氏は「派閥型総裁選が生き残っている」と指摘。茂木氏は派閥メンバーで推薦人を揃え、林芳正氏の場合は宏池会、河野太郎氏には麻生派が推薦人としてズラリと並んでいる。二階派はそれぞれの候補者に息のかかった人間を推薦人として送り込み、新政権でもそれなりのポストを押さえようとという思惑があるという。