超高層ビルで使われる柱は4枚の鋼材を箱のように組合わせた4面ボックス柱。厚みのある鋼材をつなぎ合わせるには高度な溶接技術求められる。その1つがサブマージアーク溶接だった。人の手でボックスを溶接すると約1週間かかるが、工場にある機会を使用すると1日で2~3本施工することができる。4面ボックス柱を作るのに、もう1つ必要な技術がある。それがエレクトロスラグ溶接だった。溝の中に直接ワイヤを入れ一緒に溶かしていく溶接になる。僅かな誤差が製品の制度を左右するため徹底した寸法管理を行っている。また繊細な溶接や機会が使えない場所での溶接には高度な技術が必要となる。最も作業効率のよい、下向き溶接を行う工夫をしている。横向きの場合、20回溶接しないといけないが、下向きにすると溶接は12回で住むという。柱を立てることによって下向き姿勢で溶接ができるようになる。複雑な溶接作業の場合はまず原寸大の模型を作って作業工程を念入りに確かめている。