発表によると、筑波大学は東芝などと連携し、睡眠の質や量の個人差に関わる遺伝子を特定する研究を始めた。健康の維持に必要な睡眠時間は遺伝的に決まっていて、個人差があることは分かっているが、どのように遺伝子が睡眠に影響を与えるか、具体的なことは分かっていない。このため研究では、同意を得られた東芝の従業員約5000人に協力してもらい、日々の睡眠時間や質、遺伝子データ、過去の健康診断結果などの情報を集め、睡眠と遺伝子の関係を調べる。その上で、睡眠不足による慢性疾患や生産性低下を予測する方法を開発し健康の維持につなげていきたいとしている。