ソフトウエア大手「富士ソフト」をめぐって米国の2つの投資ファンドがそれぞれ買収を提案する中、一方の投資ファンドKKRは1株あたりの価格を9451円に引き上げて2回目のTOB=株式の公開買い付けを実施すると発表した。対抗するベインキャピタルは1株あたり9450円でTOBを予定していて、KKRはこれを上回ることでより多くの株主の応募を集める狙いがあるとみられる。富士ソフトは15日の取締役会でKKRの提案に賛同する一方、ベインの提案に反対する意見を決めていて、今後、株主がどう判断するのか注目される。
© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.