核兵器の廃絶を目指して世界で活躍できるリーダーを養成しようと世界各国の若者に被爆の実態を学んでもらう講座「ICANアカデミー」が広島市で始まった。2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGOのICAN・核兵器廃絶国際キャンペーンと広島県が共同で毎年開いている講座。6回目となることしは米国や中国などの核保有国を含む14の国と地域から研究者やNGOの関係者など20人が参加してきょうから今月16日までの日程で行われる。初回の講座ではICAN・川崎哲国際運営委員があいさつ、ことしのノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことに触れて「被爆者の平均年齢は85歳を超えている中、皆さんは直接話を聞ける最後の世代だ」と述べた。広島市中区の映像。