坪井直さんについて取材したディレクターが語った。常に前向きな一方、取材を始めて20年以上経って初めて被爆者として背負ってきた重荷について語ったという。思い合う女性との仲を反対され心中をはかったこともあったとのこと。坪井さんの中には原爆で亡くなった人のことが特にあった。憎しみの感情は消せないが、亡くなった人たちの核兵器廃絶の願いを実現するために自分のできる最善を考えた結果、感情を理性でおさえる決断をしたのだろうと話した。また継承について、被爆者に直接話を聴くことは難しくなっているが残された資料から学ぶことができると話した。